«

»

10月 29 2016

Print this 投稿

WoWs: 改訂版MODの入れ方講座 後編 MODスキン導入~MOD定義ファイル編集

(※この記事はニコニコブロマガで2015年9月-10月に投稿した3つの記事を再編し改訂したものですが画像など一部最新の情報ではありません)

前編に引き続き、残りのカスタムスキンや日本語名称表示の導入、そして最終的にMODを使えるようにMOD格納先定義ファイルの編集方法の説明です。

この記事の目次

◆各種カスタムスキンの入手方法◆

磯風MODスキン

艦艇や装備などの外装表示テクスチャの画像ファイルを差し替えて自分の好きなデザインにできます。艦これ系や蒼き鋼のアルペジオの霧の艦隊風デザインなどが種類が揃っていますww ただし、提供者次第で配布形式がバラバラのため入手は結構面倒です。
なお、最近は前編のAslains ModPack Installerからもいくつかのスキンは導入できるようになっています。

テクスチャファイルはDDS形式なのでPhotoshopとプラグインなどを使って自力で作成することも可能ですが、1つの船(船体A-B-Cで外見が異なる場合はそれぞれの外見ごと)につき2~3個のテクスチャファイルを編集する必要があるので結構面倒ですから、ふつーは他の人が作って公開しているddsファイル一式をダウンロードして使います。
機能的なMODと違いスキンはただの画像ファイルなので、目的の船の3Dモデル形状が変更されない限りはWoWsのシステムがバージョンアップされても使い続けることができます。

MODスキンはあちこちのサイトに登録されていますが、大体のダウンロードリンクはWoWsの公式フォーラム中の記事で紹介されています。但し、大半はEnglish用のフォーラムですけど。

World of Warships official forum → General Gameplay Discussion → Off-Topic → Mods and Addons
ここの記事タイトルで「Skins」という文字が含まれている記事を検索すれば大抵その中で画像と共にリンク先が紹介されています。画像やリンクは記事中の[Show]ボタンをクリックすると確認できます。

ほとんどがrar形式またはzip形式のアーカイブファイルですが、スキンの作者によってバラバラのddsファイルを単純にアーカイブしただけだったり、船の名前のフォルダでまとめていたり、親切な人はPC上のWoWsインストールファルダと同じフォルダ構成でアーカイブしていたりと、統一されていませんので注意が必要です。

例としては、HeavyCruiser_AobaさんやXandier59さんが提供している「艦これの戦艦系MOD」があります。
それぞれダウンロードリンク先からzipファイルをダウンロードします。zipファイルの中身は船体(A~C)に対応したddsファイルがフォルダでまとめられていないかたちで格納されています。

 

◆各種カスタムスキンのインストール手順◆

ここでの作業のキモは、テクスチャファイル(dds)を格納するフォルダを正しいフォルダ構造で作成することです。
以下のようなフォルダ構造で作成します。※面倒臭いですww

ファイルエクスプローラーで、まず”WoWsのシステムフォルダ名\ res_mods”配下に作成しておいた”Skins”フォルダに移動します。
次にここから、差し替えたいスキンの種類に応じてこの”…res_mods\Skins”フォルダ配下に以下の構造でどんどん新しいフォルダを作成して下さい。

日本の空母用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\ship\aircraft\textures
日本の戦艦用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\ship\battleship\textures
日本の巡洋艦用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\ship\cruiser\textures
日本の駆逐艦用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\ship\destroyer\textures

MODスキンによっては砲塔部分のテクスチャも差し替える場合があり装備のスキンの格納場所は別なので、その場合は以下の様にフォルダを作ります。

日本の主砲用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\gun\main\textures
日本の副砲用テクスチャファイル格納先
res_mods\Skins\content\gameplay\japan\gun\secondary\textures

海外艦のMODスキンの場合は、上記のフォルダ構造のうち”japan”の部分を目的の艦艇の国籍に応じて”germany” / “russia” / “uk” / “usa”などに読み替えたフォルダ名で作成して下さい。

※ここら辺はWoWsシステムの”…res\content”フォルダ(MOD用のres_modsでなくシステム本来のリソース格納フォルダ)の構成と同じにするだけなので、同様にすれば旗や航空機などの他のテクスチャも置き換え可能です。

以上のようにして必要なフォルダ構造を作成したら、あとはダウンロードしたMODスキンのアーカイブファイル内のddsファイルを上記の中の適切なフォルダの”textures”フォルダ内に展開して下さい。

アーカイブファイルによっては、親切に上記のフォルダ構造でアーカイブされているものもあるので、その場合は上記の様に作成したフォルダ構造になるように、例えば”content”フォルダからの構造でアーカイブされているなら”content”フォルダごと”…res_mods\Skins”配下に展開して下さい。

このあと、前述のpaths.xmlにこの新しい”Skins”フォルダを登録する必要がありますが、後で「MOD格納フォルダ定義ファイルの編集」で説明するので、ここでの作業は一旦ここまで。

 

◆艦名や装備の日本語化MODの入手方法◆

海外艦ならまだいいのですが日本艦の艦名や装備名は艦これで慣れてる人には日本語表記が嬉しいものです。というわけで、英語表記の名称を日本語表記にするMODがあります。最近は一部の海外艦の表記の母国語化にも対応しているようです。

装備名日本語化MOD
WoWs公式日本語フォーラムの「[MOD] 日本語化 及び テキスト変更関連」からダウンロードリンクを見つけることができます。

Downloadリンクをクリックしてダウンロードサイトに行きます。
ダウンロードページの右側にある緑の「DOWNLOAD xx.xMB」をクリックして(※この時裏でブラウザの別ウィンドウが起動して広告が表示される時もあるので後で閉じましょうw)zipファイルをダウンロードしましょう。zipの中身はWoWsのフォルダ構成に添った形でMODファイル群が格納されています。

 

◆艦名や装備の日本語化MODのインストール手順◆

ファイルエクスプローラーで、まず”WoWsのシステムフォルダ名\res_mods”配下に作成しておいた”Texts”フォルダに移動します。
ここに先ほどのzipファイルの中から”res_mods\0.5.xx.x”フォルダの中にある“texts”フォルダと”gui”フォルダ、そして”fontconfig.xml”を展開します。

このあと、前述のpaths.xmlにこの新しい”Texts”フォルダを登録する必要がありますが、次の「MOD格納フォルダ定義ファイルの編集」で説明するので、ここでの作業は一旦ここまで。

 

◆MOD格納フォルダ定義ファイルの編集◆

ここまでで必要なMODファイル達がres_mods配下にそれぞれフォルダを分けて格納されました。仕上げは、MODファイルがどこに格納されているかを定義しているXML形式のファイル”paths.xml”の編集です。

“paths.xml”はWoWsのシステムフォルダ直下にありますので、これをテキストエディタで開きます。

初期状態のpaths.xmlの内容は概ね以下のようになっています。(“x.x.x.x”の部分はWoWsシステムのバージョン番号です)

これにインストールしたMODに応じて必要な行を以下のように追加します。
それぞれの行の上下の順番は(確認してないけど多分)重要ですので上下関係は守って下さい。
面倒ならインストールしてないMODがあっても以下の通りにして下さいw

編集が終わったら、改行コードを”LF”に指定して上書き保存して下さい。

以上でMODの導入は完了です。WoWsを起動して正しく反映されているか確認して下さい。
フォルダのスペルミスやフォルダ構造が間違ってなければ問題なくMODが反映される筈です。

 

なお、MODファイルの差し替えとpaths.xmlの編集は必ずWoWsを終了した状態で実施して下さい。MODスキンのddsファイルの差し替えだけならWoWsを起動したままでも、画面上で艦艇を選択しなおせば変更が反映されます。

ただ、WoWsのクライアントソフトがアップデートされた後や、Aslains ModPackの設定を変えて再度インストールを実施したあとはpaths.xmlが書き換えられていますので、その度にpaths.xmlを上記のように編集する必要があります。
そこで、MOD用に書き換え済みの”paths.xml”から”_paths.xml”といった名前でコピーを作っておいて、アップデートやModPackインストール後に”paths.xml”を削除してからコピーしておいた”_paths.xml”を”paths.xml”にリネーム後”res_mods\x.x.x.x”行のバージョン番号部分だけ修正して”paths.xml”に置き換えるという方法をお奨めします。(※実際は”res_mods\ x.x.x.x”フォルダの中身は今回の方法でMODを導入していれば空っぽ同然なのでこの行を削除してバージョン番号部分の書き換えをしなくて済むようにしてもいいです。)

以上、長々と説明しましたが、これでMODの導入は完了です! 素敵な艦長ライフを過ごして下さい

 

◆MODのトラブル対応について◆

WoWsが起動しない、MODを最新版に差し替えたのに反映されないという場合は以下の方法で対応しましょう。

  • MODが全く反映されなくなった
    → paths.xmlの編集またはコピーしておいたファイルから戻すのを忘れてませんか? ww
  • WoWsのクライアントのアップデート後paths.xmlを編集したらWoWsが起動しない、または起動中に止まる、また港の画面がおかしくなる
    → MODが最新バージョンのシステムに対応できない可能性が高いです。MOD提供者が対応版を配布するまで一旦paths.xmlから追加で記述した対応する行を削除してから起動するか、あきらめてWoWsのランチャー画面から全MODを無効にして起動しましょう。
  • あるMODを最新版にしたらカスタマイズ内容が(一部)反映されない
    → MOD同士でのファイル競合(同じ機能ファイルの上書き)がほとんどのケース。競合していそうなMOD機能は解除するか、一時的にpaths.xmlから当該MODの記述行を削除して確認しましょう。

 

まぁ、こんな感じでしょうか?

 

Permanent link to this article: https://moon-light-oasis.net/game/20161029231944.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の HTMLタグおよび属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code class="" title="" data-url=""> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <pre class="" title="" data-url=""> <span class="" title="" data-url="">

Translate »